「なんであの人の発信は注目されるのに、私の発信は見てもらえないんだろう?」と思ったことはありませんか?
とくに「インフルエンサーの真似をしてるのに、全然思い通りにいかない」という人は多いのではないでしょうか?
それもそのはず、なぜなら自分の話を聞いてもらいたいなら、インフルエンサーの真似をしてはいけないからです。
どういう意味か説明していきますね。
この意味を理解できたら、明日からの発信スタイルを変えていけると思いますよ^_^
あなたの話が聞いてもらえない理由
なぜあなたの話を聞いてもらえないのかというと、「アリストテレスの説得の3原則」という法則があるからです。
発信を仕事にしていくなら、まずはこの「アリストテレスの説得の3原則」を理解しておく必要があります。
アリストテレスの3原則で言われていることは、相手に自分の話を聞いてもらうためには
・論理
・感情
・人柄
この3つの条件をクリアしなくてはいけないというものです。
もっとくわしく解説していきますね。
まず論理というのは、あなたの話が論理的に理解できるものかどうか?というものです。
仮にあなたが「仕事ができないヤツなんて、リストラ対象になって当然だ!」という持論をもっていたとします。
では、この論理は相手に理解してもらえるでしょうか?
もしかすると「私もそう思う!」という人もいれば、「状況によるかな〜。」という人もいるかもしれません。
でも、それ以上に「そんな言い方する人って嫌だわ〜」と思う人がほとんどではないでしょうか。
そうです。
相手に自分の話を聞いてもらうためには、あなたが正論をいってるかどうかよりも大事なことがあるんです。
それが「感情」と「人柄」です。
まず「感情」は、相手の心理状態がどういう状態かによって、同じ話をしても受け止め方が大きく変わるというもの。
今、まさに反抗的な態度を取る部下に手をやいてる上司がいたとして、「ほんとうにアイツの指導はどうしたらいいんだ・・・」と頭を抱えているタイミングで「仕事ができないヤツなんて、リストラ対象になって当然だ!」という情報が入ってくれば「俺の気持ちを代弁してくれて清々しい」「よくぞいってくれた!」と思うとおもいます。
それに対して、パワハラ上司から「お前なんて辞めてまえ!クズ!」と言われてる人が、「仕事ができないヤツなんて、リストラ対象になって当然だ!」という発信をみたら「お前みたいな上司がいるから、後輩が育たねーんだろ!」と思ってしまうわけです。
このように、相手が「今」どういう感情なのかによって、同じ発言でも聞いてもらえるかどうかが違ってきます。
政治に対する怒りの発信がバズりやすいのも、国民みんなが政治家の不祥事に不満を抱えているからです。
だから一斉に「そーだ!そーだ!」となるのです。
そしてもう一つ大事なのが発信する人の「人柄」です。
この人柄によって、相手の受け止め方は大きく変わります。
これは普段の信用度の問題にもなってくるのですが、支持率が高い総理大臣が「国民全員に一律10万円配ります」というのと、支持率が超低迷してる総理大臣が「国民全員に一律10万円配ります」というのとでは、国民の反応は真逆にわかれると思います。
人気のあるリーダーの場合「さすがです!」と絶賛されるのに対し、信用されてないリーダーの場合は「バラマキ!税金の無駄遣い!」と避難されるでしょう。
このように、まったく同じ発言でも「人柄」によって、相手の反応は大きく変わります。
インフルエンサーがどんな発言をしても反応がとれるのは、「共感」と「人柄」の壁をすでにクリアしているからです。
そして、インフルエンサーの真似をしても、反応がとれないのは、あなたはまだ「感情」と「人柄」の壁を超えれてないからなんです。
では、どうすればいいのか?
「感情」と「人柄」の壁を超えるにはどうすればいいのでしょうか?
この壁を超えるためには、スタート地点の自分は「となりのおじさん」と思う必要があります。
もうすでにファンがいるアイドルが「今日は、マカロンを作ったよ〜」っていったらファンが喜んで「いいね」をします。
これは、このアイドルの「日常」に需要があるからです。
では、となりに住んでるおじさんが「今日は、マカロン作ったよ〜」といったとして、だれが聞きたいと思うでしょうか?
よほどのモノ好きじゃない限り、だれも興味をもたないと思います。
では、ここでどういう状況になったら、おじさんの話に興味をもつようになるか考えてみましょう。
となりのおじさんと、世間話をする関係であればどうでしょう?
あなたも「おじちゃーん!おはよー!」といって、そのおじさんを好意的に思っていたとします。
そんなおじさんが「今日はマカロン食べようと思って、マカロン作ってみたわ!」と言ってきたら、どうでしょうか?
きっと「おっちゃん、マカロンとか似合わなさすぎ!」「そんなこと言うなや〜」とかって会話ももりあがるでしょう。
これは、おじさんを好意的に思っていることで、おじさんの話に耳を傾ける姿勢ができているからです。
では、もう一歩踏み込んで、どうすればおじさんの話を「もっと教えて!」ってなるでしょうか。
もしおじさんから「おっちゃん、実はリッツカールトンでパティシエしてるんや」と言われたら?
「・・・・えーーーーーーー!?Σ(゚Д゚)」
ってなりますよね。
「似合わないなんて言ってごめんなさい💦」
「むっちゃすごい人やったんや・・・(゚A゚;)ゴクリ」
と思うし、そのおじさんが作ったマカロンを食べてみたくなりますよね。
相手に自分の話を聞いてもらいたければ、「自分は何者なのか」をしっかりと提示しておかなくてはいけません。
ここの「自分は何者か?」が明確になってなかったり、権威性につながる資格をもってるのに、その資格を隠してたりするケースが多いです。
どんなに良いこと、正しいことをいっても、「感情」と「人柄」の壁をこえていなければ、相手に話を聞いてもらうことは困難です。
なので、自分の発信をきいてもらうためにも
・どういう感情の人に訴えるのか。ターゲットはどういう感情を抱えているのか。を洗い出し、
・どういう角度で自分を見せると、相手は自分を信用してくれる、親近感をもってくれるのか?を考えてみましょう!
今日のポイント
人に話を聞いてもらうためには、「論理」「感情」「人柄」の壁を超える必要があります。
そしてインフルエンサーは、すでに「感情」と「人柄」の壁を超えているのに対し、これからはじめる人はまだ「感情」と「人柄」の壁を超えていません。
なので、インフルエンサーの発信を真似するのではなく、まずは「感情」と「人柄」の壁を超えるための施策を取り入れていきましょう。
そのためにも
・どういう感情の人に訴えるのか。ターゲットはどういう感情を抱えているのか。を洗い出す。
・どういう角度で自分を見せると、相手は自分を信用してくれる、親近感をもってくれるのか?を考えてみる。
まずは、ここを書き出してみてくださいね!
明日のLINEでは、「顧客が求めているものを間違えるな」というお話です。
↓この答えを明日、解説しますね^_^