子供が4〜5才になると「そろそろ習い事でもしようかしら?」と考えるお母さんも多いのではないでしょうか?
我が家の5歳娘は、2019年の年明けから子供のプログラミングが学べるロボット教室に通っていたのですが、4ヶ月で退会することになりました。
本文では、4ヶ月で辞めることになった経緯と、子供の教育について感じたことについてお話ししていきます。
これから子供の習い事について悩んでいるという方に、参考にしていただけると嬉しいです。
Contents
娘が通っていたロボット教室はヒューマンアカデミーのプライマリーコース
はじめに娘が通っていたロボット教室の説明をさせてください。
娘が通っていたロボット教室はヒューマンアカデミーのプライマリーコース。
5歳〜幼児向けで、この年の子は説明書をみながらロボットを組み立てる練習をしていきます。
ちゃんと電池のスイッチやモーターもついてて、組み立てながら【動く仕組み】が学べるようになっています。
図を見ながら組み立てていくので、すごく頭も使うし、部品も細かいから指先も使うし、むっちゃ脳が発達しそうです。
ロボット教室に通い始めてから、娘が家にあるリカちゃん人形のエスカレーターを動かしながら「ここをつまむとストッパーが外れるから動くねんで」と説明してくれた時は感動しました。
「うお〜〜〜!ロジカルシンキング♪」笑
小学生になると説明書をみて組み立てるだけではなく、なぜロボットが動くのかをノートにまとめるワークも追加され、中高年になると実際にタブレットとロボットを連携させてプログラミングでロボットを動かすというステップで進んでいきます。
娘と同じ教室にいる小学校高学年くらいのお兄ちゃんたちをみて、私が圧倒されていました。
ヒューマンアカデミーのロボット教室は1回90分、月2回で9000円+テキスト代500円となっており計9500円となります。
また入会時は入会金10000円とロボットキット代28500円が別途でかかります。
子供の習い事ってお金がかかりますね(^◇^;)
でも、娘が「ロボット作りたい!」と言ってくれたし、私自身プログラミングは学んでおいて欲しいなと思っていたので通うことにしました。
ちなみにロボット教室は男の子に人気の習い事のようで、教室内の女の子は娘1人でした。
先生からは「男の子ばかりで女の子は珍しいんですけど、こういう子が将来リケジョになってくれるのかもしれませんね^^」と言ってくれて、当時の私は勝手にワクワクしてました。
ヒューマンアカデミーロボット教室の詳細
月額 | 9000円+テキスト代500円 |
---|---|
入会時 | 入会金10000円+ロボットキット代28500円 |
レッスン時間 | 1回90分 |
回数 | 月2回 |
ヒューマンアカデミーのロボット教室は全国に1400ヶ所あります。
ヒューマンアカデミーの公式ページから、近くの教室を探すことができます。
近所のロボット教室を探す→ 「ロボット教室」体験授業受付中
今年の1月に始めたプログラミング教室

まずはロボット教室に通うことになった経緯から、、、
娘も5歳になったので、そろそろ習い事をさせようかなと思い、ピアノ、バレエ、英語、スイミング、空手など近所にある教室を娘に勧めてみたところ、どれも「いや」と即答。
そんな中、ロボット教室に関しては「ロボット作ってみたい」と言ってくれたので、2019年1月に見学会に参加、そのまま入会することになりました。
通い始めた当初は、「ママ、一緒にやって」と言いながらも楽しそうにしており、出来上がったロボットで嬉しそうに遊んでいました。
今日のロボット教室で作った作品✨
自分で作って、自分で遊ぶプログラミング学習(๑˃̵ᴗ˂̵) pic.twitter.com/fZ8IUHNDiS— minto@なにわのママ社長 (@minto_cafe7) 2019年3月27日
ただ人見知り、場所見知りの激しい娘は私にべったり。
「よろしくお願いします」と娘だけ教室に預けようとしたら、大泣きながら「ママ〜!!行かないで〜!!!」追いかけてくる始末。
なのでレッスン中は、ずっと私が横に座っている状態でした。
他の5歳の子は、ママが席を外しててちゃんと1人で作っていたんですが、、、^^;
先生も娘がママ離れできるように、できる限りマンツーマンで対応してくれました。
4ヶ月で辞めることになった理由

ロボット教室に通い始め月日が経つごとに、娘のやる気はどんどんなくなっていきました。
もうね、肘をついて全くやる気なしですよ。
「〇〇ちゃん!次はどうするの?」と聞いても、「ママがして」というし、先生に「〇〇ちゃん、今度はこの道具を揃えてみて?」と言われても、わざとふざける。
先生に「すみません・・・」というと「5歳の子は、なかなか集中力が持たないですよ。よくあることなので大丈夫です^^」と言ってくれました。
ただ娘をみてて、このまま続ける意味があるのか?と思うようになりました。
そしてついにロボット教室に行く前に「行きたくない」と言い出すようになりました。
とりあえずその日のレッスンには連れて行ってみるものの、やはりやる気はない。
帰り道に娘に「ロボット教室辞める?」と聞くと「うん。辞める」とあっさり言われてしまったので、この度退会することになりました。
自分の幼少期と重ねて思うこと

「子供には好きなことをさせたい」と思っていましたが、実際に習い事をはじめてみると辞めるか、続けるかの見極めが難しいなと感じました。
・ここで親が興味を持てるような関わりをしてあげるべきなのか。
・まだ5歳児なので、一時的な気分と受け取った方がいいものなのか。
・達成感を味わえるまで、根気よく様子をみた方がいいのか。
娘に「辞める?」と聞くまでにも、いろいろ考えました。
ただ私自身、幼少期の習い事に対して、全くいい思い出がなかったので、親が介入するのはやめようと思いました。
私の親は教育熱心な人だったので、子供の時から
・バレエ
・ピアノ
・習字
・そろばん
・スイミング
・英会話
・算数教室
・その他塾もろもろ
と、いろんな習い事に通っていました。
あ〜、本当に嫌な思い出しかない(苦笑)
幼稚園の頃に通っていたバレエは、先生も非常に怖くて、うまくできなかったら足を叩かれていてました。
今振り返ると大問題ですね。
バレエが本っ当に嫌で、泣きながら「バレエに行きたくない」と駄々をこねたら、今度は父にビンタされたことがあります。
も〜散々🤣
ピアノも、家でピアノの練習をする時は、いつも鬼の形相のお母さんが横に立っていて、間違えると手を叩かれていました。
なので、お母さんがピアノの練習の準備を始めたら、いつも机の下に逃げ込んでいたのを今でもぼんやり覚えています。
中学生になってからは、母は近所で「田中さん家の子、△×という塾に入ってから成績が伸びて、××高校(優秀な高校)に入ったらしいよ」といった噂を聞くと、その度に私をその塾に入れました。
他にも「進研ゼミで××高校に受かった」という噂を聞けば、進研ゼミをとりはじめ「進研ゼミだけで進学校に入った子がいるのに、なんでアンタはできないの!」と責められました。
家で顔を合わせる度に、母は「勉強しなさい」「勉強しなくていいの?」としか言われなくて、その都度ぶつけようのない苛立ちを感じていました。
もう反論するのも面倒だった私は、親に言われないためにただただ机に向かっていました。
机に座っていると「どうせ私なんか」という感情が込み上げてきて、とても集中なんてできる状態じゃありません。
親の言いなりになってる自分が、悔しくて悔しくて勝手に涙が溢れてくる。といった毎日を過ごしていました。
こんな感じで全く集中できていないので、長時間机に座っているわりに成績はいまいち伸びません。
成績が伸びないから、またお母さんに怒られるという悪循環です(苦笑)
こうやってどんどん、どんどん勉強が嫌いになっていきました。
自分の意思の元、成功体験を積ませてあげることが大事

中学生までは自尊心低め、勉強嫌いの私でしたが、高校生になってある成功体験を経験します。
それがバドミントンです。
中学時代でもバドミントン部だったのですが、中学生の時はまったく芽が出ませんでした。
それが高校で開花します。
私が入った高校は、その地域ではそれなりの強豪校だったので、練習は厳しかったのですが、その中でバドミントンにどんどんハマっていきました。
先生が試合の様子をビデオで撮ってくれていたので、家に帰ってからそのビデオをみて自分のフォームを見直したり、強い先輩のビデオを見ながらイメージトレーニングしたり。
ダブルスのペアの子と交換ノートをして、お互いに日々の反省点を書き合いました。
他にも自主的に朝練をして、昼休憩も練習して、部活が終わってからも自宅で筋トレしていました。
とにかく暇があれば、ずっとバドミントンに繋がる何かをしていました。
そのような努力を積み重ねた結果、、、
高校一年の時は一回戦敗退が当たり前だった私ですが、高校三年の時には大阪のとある大会の準決勝で優勝候補に勝つことができました。
この優勝候補は高校一年の時から、強いと有名で一目置かれていた人でした。
最後の一点が入った瞬間の興奮は、今でもふっと蘇ってきます。
その試合に勝った時、高1の時からずっと指導してくれていた顧問の先生もすごく喜んでくれました。
また他の強豪校の顧問の先生からも「一年の時は、まさかこんなに強くなるなんて、思ってもなかった」とすごい驚いていました。
すごい。。。私もやればできるんだ!!
この時の成功体験が今の自分に繋がっていると思います。
ブログをはじめてから全然成果が出なくて辛かった期間とか、アップデートで売り上げが下がった時とか、色々と落ち込むことは起こるけど、その中でもどこかで客観的で落ち着いている自分がいるんです。
根拠も何もないけど「自分なら乗り越えられる」みたいな自信があって、すごい逆境の中でも、目標達成している自分の姿だけはイメージできてる。(あ、キモイとか思わないでください💦)
そして自分がそう思えるのは、高校生の時の成功体験からきているんじゃないかなと思っています。
ホリエモンの書籍「多動力」でも、
何か1つのことを根っこまで掘り下げれば、そのジャンルの真髄がわかり、どんなことにだって応用できるようになるのだ。
と書かれていますが、私にとってバドミントンは、これに当たると思います。
親の勤めは環境づくりまで!その先は娘のタスク

私の親は、私にいろんな習いごとや塾などを経験させてくれましたが、親が介入しすぎて苦手意識しか残りませんでした。
これは、アドラー心理学の「責任の分割」に当たるのだと思います。
親は子供のために勉強する環境づくりまではできるけど、そこから先の実際にやってみてどう感じるか、そこから何を得るかは子供のタスクなんですよね。
そこに親が介入するから、摩擦が生じておかしくなってしまうわけです。
食事に例えると分かりやすいんですが、子供のためにといってご飯を大量に作ったとして、子供がたべきれない。子供が美味しいといってくれない時に、「なんで全部食べてくれないの?」「なんで美味しいといってくれないの?」と子供に求めてしまっている状態。
お、重い。。。
そんな状況だと、美味しいご飯も不味くなりますよね。
私が勉強嫌いになってしまった原因は、まさにそこだなと考えています。
だから私は自分が子育てする時には、同じ失敗だけは繰り返したくないんです。
子供にたくさんの成功体験を積ませることを指標にして動く!

「教育」というと、「英語」とか「プログラミング」とった【手段】を中心に考えてしまいがちですが、教育で本当に大事なことは子供に成功体験を積ませてあげることだと思っています。
だから習い事じゃなくても、家の中で1人でするお絵かきでもパズルでもなんでもいい。
特に小さい時こそ、たくさんの「できた!」を体験させてあげて、「自分はできる子だ」という自信をつけさせてあげたいんです。
「自分ならできる!」という自信があれば、10歳からでも20歳からでも30歳からでも、なんでもチャレンジできる力になっていくと思います。
私の勤めは、その力を養ってあげることかなと!
ということで、娘がロボット教室辞めたいと言ったので一旦辞めます。
とりあえず、これからも子供がやりたいと言ったことに対して、その環境を作ってあげたいなと思います。
その中で、子供が夢中になれて、達成感や成功体験が得られたら、それ以上に言うことはないです^^
2歳の息子は、お姉ちゃんが作って帰ってきたロボットにいつも興味津々で、「大きなった!大きなった(大きくなったから僕もロボット教室に連れて行けという意味)」と言っているので、5歳になったら息子もロボット教室の体験に連れて行ってみようと思います。
あと余談ですが、ロボット教室の先生に「プログラミング教室が長く続く子の共通点としては、アニメやゲームに出会う前にプログラミングに出会ったというものがあります。と言われました。
なので、我が子にプログラミング教室を通わせてみたい。という方は、アニメやゲームを知る前に一度体験させてあげるといいと思います。
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